さとー

見えない目撃者のさとーのレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
3.5
●ひとこと感想
吉岡里穂さん、こんなに素晴らしい女優だったのですね、すみません

●みどころ
定番の無能警察を帳消しにしてくれる伏線と回収!

●感想
2011年の韓国映画「ブラインド」を日本でリメイクした映画
吉岡里帆が視力を失った元警察官役を演じるサスペンススリラー

警察学校の卒業式の夜、自らの過失(といっても弟に頼まれて、物を拾う)で弟を事故死させてしまった主人公の浜中なつめ
自身も失明し警察官の道を諦めた彼女は、事故から3年経った現在も弟の死を乗り越えられずたが、
ある日、車の接触事故に遭遇したなつめは、車中から助けを求める少女の声が聞こえてくることに気づき、
誘拐事件の可能性を訴えることに

警察は、視覚情報ではないことと、精神科に通っているということで操作を打ち切ってしまうという
定番の無能スタート

しかし、なつめは諦めずに行動し
第一発見者である、国崎春馬(高杉真宙)に協力を頼み、二人で行動を開始する

そんな中、定年まであと1年の木村刑事が、なつめの行動に感じるものがあり
なつめの行動を黙認、協力をしてもらいながら独自で操作を行うことに

木村さんは頼りない感じながらも、なつめのことを信頼し捜査情報の横流しもしているものの
最終的には、真犯人に対して無防備に対面するというオチ

正直、ツッコミ所は鬼ほどある無能警察、無能鉄道、無能真犯人なのですが
それを超える、伏線の回収(そのために無能が多くなり、ご都合主義なところもありますが)と
盲目ということをきちんと素晴らしく扱った演出がよかったです

なつめが精神的に立ち直り、前向きになる
そのなつめの弟と同じ年齢の春馬が、同じようにグレていたことから
一緒に捜査に協力することで、とある夢を持つようにまで成長する

スタートのグレた弟、警察学校を卒業するなつめから
事故の原因になったアイテムが、最後にしっかり活かされるところまで
しっかりと作られていました

グロ部分は正直いらんかった気もしますが
その演出がより猟奇的な印象をつける事ができています


●最後に言いたいこと
吉岡里帆ノーメイクっぽくてもかわいすぎん?
さとー

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