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見えない目撃者のumihayatoのレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
1.0
三宅隆太さんおすすめだったのでずっときになりつつ、元旦だ暇だで軽いの見たいでということで鑑賞。

いやーーーーーー
前半良かっただけに吉岡里帆襲われて入院したあたりからうーーーんって感じ

前半で、障がい者の証言を信じない警官、自分に迷惑がかからなければ学生の進路なんてどうでもいい教師、親にネグレクトされて漫喫に住む風俗勤務の子、そんな子達が行方不明になっても気にもしない社会。

社会の既定路線から少しでも外れた者への許容のなさが、狂信的な人間をヘイトクライムに走らせ、それを社会の既定路線の内側にいる警察は止められず、外側にいるとされている盲者とちょい不良の二人がそれを止める。

と言う話になってもいいトコだし、前半はかなりそれを意識してるであろう作りであったのに、後半から何故か"障がい者になって自分が役立たずと思ってた吉岡里帆が自信持つ話"的な展開になって、正直「は?」となったし、儀式の設定にしたわりには、"風俗嬢を生け贄にして世直し"的な主張もなくただ単に死体が見たいだけの快楽殺人って、じゃぁなんのための設定なん。

スケーター少年も特に警察に助けられたわけでも無いのに、てか襲われてんのに保護もされないとか割と雑に扱われてたのに「俺警察になるわ」って意味分かんないのよ。
警察、舐めプした上に何も出来ないで殺されただけの無能じゃん。あんなのになりたいとか思うわけないでしょう。
折れたボードを直して世界目指す!でなんでダメなわけ?
なんでわざわざ"内側"に戻そうとすんのよこの映画の作者は。
非寛容な社会の加担者だろもう。
ほんまそう言うとこやで邦画。
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