カピ山

見えない目撃者のカピ山のネタバレレビュー・内容・結末

見えない目撃者(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

観終わった第一声
「え、吉岡里帆だったの!?」

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作業用BGVが欲しくて、アマプラのオススメに出てきたのでタイトルとアマプラの説明分だけで視聴。

<全体>
・iphone SE(画面ちっちゃい)で視聴したせいもあってか、終始画面が暗く、見えづらかったので、國村隼さんとか大倉孝二さんとか顔面の強い方々しか認識できず。ちょっと目が疲れた。

・グロ描写は一応あるっちゃあるけど、血がドバァっとした感じで詳細は見えないように誤魔化されていたように思った(画面が小さかったせいもあるかもしれない)
が、髪の毛の描写だけは和製ホラーみがあったというか、妙に黒が鮮明だったりで怖かった。(女の子たちの遺体を見つける場面とか、監禁してる女の子の髪を持って引きずっていくところとか。)

・敵が迫ってきたり、敵に追い込まれたり、そういう緊張感のある場面の尺がやや長く感じてしまい、途中何回か早送り。これは私がせっかちなのと、そういう敵側のドヤってるシーン(どうせこのあと逆転されるのに)が苦手なせいもあるのでただの好みの問題かもしれない。

・なつめがスマホのビデオ通話を利用して道順を教えてもらうところとか、なるほど!だった。そういう使い方ができるのか。

・パル(犬)可愛い。賢い。生きててよかった。


<キャストさん>(登場人物)

・画面が暗くて小さかったせいもあるけど、最後のテロップ見るまで吉岡里帆と気づかず。驚いた。こういうメイクでこういう演技もできるのか。

彼女のあざとさを前面に押し出した男性ファンに媚びまくった売り方がとても嫌いで(ファンの皆様ごめんなさい)、某カップうどんのCMに至っては一人で不買運動してるレベルで無理なので(CM変わるまでどんなんちゃらは買わないと決めているw)、先にキャストを確認しなかったのも、視聴中全く彼女だと気づかなかったのも、私にとっては幸いだった。
(先にキャスト確認してたら多分視聴しなかった。)
こういう路線、もっとやってくれないかなあ。
せっかく演技力あるんだから、誰でもできるぶりっこなだけのあざといキツネとかもうやめたらいいのに←

・なつめさんが視力を失うきっかけとなった事故のシーン(車の横転)は「え、それでそんななるの?」っていうくらい軽めに見えてしまったけど、私は大事故に遭った経験は幸いにもないので、あまり触れないでおく。

・春馬くん、案外素直ないい子で、なつめとのコンビもよかった。後半はしっかりパルの代わりになってて、わんちゃんの名前パルじゃなくてハルだったのでは?と思うほど笑


<ストーリー>

・全体としては王道?ありがち?
 犯人が警官というのもサスペンス好きなら散々見てきたと思うし、儀式殺人とか、家出の女子高校生とか、一つ一つはまあ、ありきたりではあった。
が、意表を突こうとして意味不明なことをやらかすくらいなら王道でいってくれ…と思ってしまうので不満は無し。

・犯人推理を楽しむタイプのサスペンスでもないと思うので、犯人が警官だと分かった瞬間に「こいつ犯人です」って人が分かりやすく登場するのも…まあ。

・クライマックスの屋敷での電気を消して、相手を不利な状況(自分にとっては日常)に追い込んでからの攻防は見ごたえあった。
とっ組み合っての肉弾戦もよかったし、最後の弟の鈴で居場所掴んでからの発砲は痺れた。うっかり「おおおおお!!!」と、声が漏れた。

・まさか味方してくれた刑事さん二人とも死んじゃうとは思わなかった。おじさんの方は完全にフラグ立ててたけどな…お疲れさまでした(´・ω・`)

・犯人の動機だけは、もうちょっと掘って欲しかった気もする。けど、あの犯人の過去とかに尺使われても無駄に長くなってダルいだけだろうし、仕方ないのか。

・なつめさん、元警官ではあるけど、今は一般人なわけで、発砲しちゃってその後大丈夫だったのかしら?(命の危険があったから正当防衛??)冒頭の射撃練習のシーンの伏線も回収してるし、彼女が撃つこと自体に異議はないのだけど。ちょっとだけそんな野暮な思考が頭をよぎりましたとさ。

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多分、自分的には3.3くらいのスコアなんだけど、私の中での吉岡里帆さんのイメージをいい意味で少し崩してくれたのでちょい加点笑
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