ちょいと前に観たインドネシアの「ドール」と一緒で人形そっちのけのカオスな結末に観ていて複雑な気持ちになった作品。
フィリピンもインドネシアもこんな真相を突きつけられてめでたしめでたしって思うのかなぁ。
いやはや疑問の残る結末で、俺は苦虫を噛みつぶしたような余韻を味わった。
ぶっちゃけ気持ち悪い人形を観ながらゲラゲラ笑いたかったんです。
なのに序盤から遠足の小学生を乗せた観光バスが事故るという惨劇。
こんな内容じゃ笑えん…。
その後子供が亡くなった親の元に届けられる人形が奇妙な活動を始めます。
この辺からは期待通りのB級ホラーテイスト。
まず人形の作りにツッコミどころ満載。
そして犠牲者を癒そうなんていう気はさらさらない顔。
これはハートを撃ち抜かれる。
ただこの人形、必要以上に性能が良すぎて逆に面白くない。
ぶっちゃけ次々と大人を襲うシーンは人形じゃなくお面をつけた子役なので、結構チャキチャキ動いてるただの人間です。
アクティブなスケキヨキッズみたいなもんです。
そして問題の結末。
死んでも襲われてもしゃあないレベルの悪者たちなので…。
