すいかのたね

シライサンのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

シライサン(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

個人的には思ってたより面白かったです。全体的にジメっとしていておどろおどろしい雰囲気が良かったです。やっぱりJホラーはこうあって欲しい...。

話としては知ってしまうと呪われる系、ただシライサンなんて名前なら誰でも知る機会があるでしょうから怪談込みじゃないと効果は発揮しないのかな?

シライサンのルーツはあんまり明かされなかったですが、個人的にはもう少し踏み込んで欲しかった...目隠し村や祈祷を捧げる女性やミイラ等中々気になるキーワード、ビジュアルが多かった...自分はルーツを辿るのは醍醐味だと思うタイプですが、主人公たちはワリとあっさり深堀を諦めてしまう、もしかして続編のためにあえて残したのでしょうか?

キャスティングも悪くないと思いました。派手なキャラは少なくちょっと地味めの方が多かったですが逆にそれが良い...豊田まりえさんは特に声が良かったです、あと全体的に儚げなのでオチの記憶喪失がキャラにも合ってるなと思いました。守ってあげたくなる系。

あと主題歌が非常に耳に残りました。歌詞が完全にリンクしてるわけではありませんが、映画の雰囲気にバッチリ合ってて良かったです。

難点を挙げるならシライサンのビジュアルと出現頻度でしょうか...正直シライサンの見た目自体は作り物感ありありでちょっと弱い...目は大きいですがグレイみたいな目はちょっと微妙だったかな~。あと三日に一度しっかり現れて、中盤でバッチリビジュアルが明かされちゃうので、どうしても慣れてしまいました...まあこれは話の都合上どうしようもないかもですが。

エンディングのギミック上これで終わり?の様ですが、個人的には結構続編を観たいです。
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