観た。
なかなか良かった。気を衒わず、一つの設定をシンプルに全うしていて。
伝播系な怖さはリングからの着想なんだろうけど、目を見るとか、薄めるとか、承認欲求とかSNSとも絡めていたり面白い。
記憶喪失は好都合だし、最後は踏切か…それは参ったなというね。
過度にCGとかに頼らない、静かな存在感も悪くないし、怖さはきちんとある。
もう少し学者が何故、話を伝えたのかとか。過去に何があって、こうなってるのかという所があると深みが出て、リングのようなシリーズ化も出来たのかな。
役者は皆さん良かった。飯豊まりえは本当に好き。稲葉くんはラジオでしか知らなかったけど、少し表情の芝居がくさい。
それよりも若者達の衣裳が全体的にダサい。特に男性陣。衣裳着させられてます感が残念だった。今っぽくないし。
なんか惜しいな。
乙一(安達 寛高)、脚本・監督