乙一さん(安達寛高)さんの初長編作品。
鈴がなると追いかけてくる幽霊シライサン。その名前を聞いてしまうと呪いが伝播し、絶対殺すマンと化したシライサンが襲い掛かってくる。
弟の死や親友の不審死の原因を探すうちにその言葉を聞いてしまった2人だが…。
大学生の1人暮らしとは全く思えないダイニングで食事するシーンや病室とは思えないなど、お話よりもそっちが気になった。
シライサンのビジュアルは昆虫っぽくって結構頑張っていた印象。なかなか気持ち悪い。
合掌しながら近づいてくる幽霊って珍しく、首を傾けたり愛嬌がある。
中盤からシライサンから逃げ切ったと言う男が登場して面白くなってくる。あの男のシライサンはどういったビジュアルだったのだろう…。
オチもなかなかよくホラーとしては楽しめる。
しかし全国の白井さんは大迷惑だ笑
エンドクレジットの仕掛けも現実と繋げてくれて良かった。
