じろともトン

ファブリックのじろともトンのレビュー・感想・評価

ファブリック(2018年製作の映画)
5.0
#映画 #movie #映画好きと繋がりたい
#ネタバレなし
◯ #ピーターストリックランド 脚本・監督「ファブリック」。
◯ 原題:IN FABRIC
◯2019年のイギリス映画。
◯マリアンヌ・ジャン=バプティスト、
シセ・バベット・クヌッセン、
バリーアダムソン、
◯ポスター(投稿には載せてないけど、プライマルスクリームやオアシスのジャケットデザインをしてる #ジュリアンハウス のデザインがカッコ良い)や予告編からカルトな映画かなと思ってたらその通りでした。
◯宣伝をバンバンしたりしてるものよりも、ひっそりとソフトスルーや配信スルーされてる映画の中に、観たことない感性の監督に出会う事があります。特集上映で紹介された映画らしいです。
◯イギリスのピーターストリックランド監督は、2009年のデビュー作で、第59回ベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)。
#ビョーク の「ビョーク/バイオフィリア・ライブ」の共同監督などをしていて、長編を何作か撮っています。
◯「ファブリック」全編に漂うのが、イタリアのスリラー映画( #ジャーロ )感。
#ジェームズワン 監督「 #マリグナント凶暴な悪夢 」や、
#エドガーライト 監督「 #ラストナイトインソーホー 」もジャーロ感。(原色の照明をそのまま当てた様な色彩のスリラー、エッジのあるカメラワーク、独特な音楽センス)も最近イタリアのジャーロ映画っぽい作品をよく観るなと思ってるのは、
#ダリオアルジェント や #マリオヴァーバ などが撮ってきたジャーロジャンルのスリラー映画のファンが世界中にいて、そういう監督が影響を受けた作品を撮ってるからだと思います。
◯この映画の演出や美術のレトロ感、60年代〜70年代感の中での、ストーリーを説明する意味のない様な展開が続いていきます。
ホラーっぽいのかなと思わせて、ロマンチックになったり、コメディなのかい!と先が全く読めないのが面白い。作風の好き嫌いはあると思いますが、観た事ない様な映画であるのは確か。
◯映像や演出と同じくらい印象的なのが音楽。
#Stereolabのメンバーによる #クラウトロック #モジュラーシンセ な 「#CavernofAnti-Matter 」というユニットが担当。ハープシコード、オルガンの音色の曲や80年代ニューウェーブな音楽など、サントラ欲しくなるくらい印象的。
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