このレビューはネタバレを含みます
ホラーの古典的な題材を、芸術性の高い映像で表現しつつ、その内側にコメディを含んだ、かなり観る人を選ぶ作品。
赤いドレスを来た人が胸に発疹ができて、奇妙な夢を見て、そして死ぬという形式で、前半と後半の2回繰り返すわけだけど、前半は芸術的なホラー、後半はコメディホラーといった調子。
抽象的な言葉遣いのブティック販売員がスキンヘッドになって荷物を運ぶエレベーターに身をかがめて乗るシーンや、赤いドレスを着て最初に会う無礼な男のシーンなんかたまらなく好き。
洗濯機の専門用語でトランス状態。
修理工が自宅の洗濯機を修理してクビに。
社員証を上司に食われるところも妙に芸術的っていうコメディ。
2023-190/字幕