このレビューはネタバレを含みます
この作品を鑑賞後、唯一良かったと感じた部分は
『ドラえもんを感じられるシーンが2つある』
というところだ。
ホント意味不明だったし理解する気も起きなかった。
最後まで観て、ちゃんと伏線が回収されたり、点と点が繋がって一つの線になったり…ってのもなかった。マジで時間の無駄だった。
例えるなら、
『ちょっとアート寄りのキラージーンズ』
『表現がめちゃめちゃマイルドなKUSO(というタイトルの映画)』
って感じだ。
作中後半の主人公が仕事時の口調で話すと皆眠くなる描写があったけど、テツコ・クロヤナギの中二病感満載のセールストークが自分は眠くなった。マジで何を言ってるのか分からないし、IQ差が20以上あると会話が成立しないってのを思い出した。
SEを時代設定に合わせてか敢えてのレトロ感出してミスマッチ狙ってるけど外れてる、悪い意味で。だってそこだけ音量バランスおかしいんだもん。もっと馴染ませようよ。
ドレスを買っただけで恋人ができる代償に…とかじゃなく割と不幸の比率が高めなシーラが結末も含めちょっとかわいそうだった。
個人的には間違いなくクソ映画の部類だけど、ところどころセンスを感じる部分があったのは確か。
テツコ・クロヤナギがズラ外して小っちゃいエレベーターに入るのとか、他従業員の奇妙さとか不気味さ、性が絡むシーンもことごとく気持ち悪い。
その辺はいい意味でも悪い意味でも感情を動かされたから、良い点だと思う。
でもシコ爺のシーンは『爺にシコさせとけばとりあえずキモいだろ』って安易な感じがしたからマイナス。
この作風ならもっと独創的なの挑戦してほしかった。