MubaoMasato

初恋のMubaoMasatoのネタバレレビュー・内容・結末

初恋(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

『人は死を迎えると、殺すことは躊躇しない。では、それが嘘であり人を助けるために人を殺せるのか?』
それを表現した作品『初恋』
それでは、あらすじいきましょう。

あらすじは、プロボクサー葛城レオ。ボクサーとして生きていくことを決意するが、ラッキーパンチで敗北してしまう。
そこで、病院に行くと脳腫瘍で余命わずかと宣告され、絶望を味わう。
もう一つの軸は、極道の副組長権藤が出所し、再び動き出そうとした。
そこを狙った極道の下っ端加瀨。加瀨は、警部大伴と極道潰しと麻薬奪りを裏で実行する。
どのように潰すのか、それは中国マフィアと抗争をし、麻薬を奪い、極道を潰すことでした。
それには、モニカというヒロインが必要でした。
何故モニカが必要なのか、そして、極道の抗争とレオどのように繋がっていくのか?とくとご覧あれ。

この映画は、滅茶苦茶惜しい映画だと考えます。
例えば、マフィアと極道の抗争が終わり、車から逃げるシーンがあるのですが、そこをアニメ調にしており、現実とアニメの境界線を無駄に作ってしまいましたね。でも、警察から逃げるシーンで滅茶苦茶パトカーを使うんですよ。
ここの量を減らせば良かったんじゃないかなと考えます。
多分アニメを使ったのは、海外にも出展しており、そこを狙ったんだと思いますが、個人的には好きではなかったです。
また、モニカはヤク中なのですが、それを克服するシーンが独りで解決してるんですよ。これは、医者に頼った方が良いのになと感じます。
そして、これはネタバレになるのですが、レオを診断した医者が滅茶苦茶無能なんですよ。医者として失格ですね。
レオの気持ち考えてみろやと感じます。

この作品の前半は、抗争の準備とレオとモニカの出会いが主軸です。
抗争の準備の時、加瀨が滅茶苦茶人殺すんですよ。
お婆ちゃん、モニカの父親、加瀨を疑った奴、中国マフィアの副長。
最高に狂ってましたね、でも良いキャラだと感じます。
特に、麻薬を傷口に流し込んで、ブッ飛んでイカれるシーンは俳優の魂を感じました。

後半は、抗争が始まります。
この時の抗争滅茶苦茶良いんですよね。
特に権藤が拳銃と日本刀を持ち戦うシーンは、最高にハイになりましたね。またベッキーも良いんですよね。モニカの母親役なのですが、加瀨に恨みを持ち、腕を切り落として、首も切り落とすのも最高でしたね。
そして、カーチェイス。ここも良いんですよね。日本ではカーチェイスは公道では出来ないのですが、駐車場を使うのはOKなんですよ。日本らしいなと感じます。
惜しい映画なんですが、中々楽しめる作品でした。
お勧めです。
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