kazu1961

初恋のkazu1961のレビュー・感想・評価

初恋(2020年製作の映画)
4.0
▪️Title : 「初恋」
Original Title : ※※※
▪️Release Date:2020/02/28
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-095
▪️My Review
もう無茶苦茶、めちゃくちゃ面白い!!三池×歌舞伎町×Unidyバイオレンス全開です。
フォロワーの方の推薦もあり鑑賞しました。
“良きあの頃”の東映への憧れを匂わせる心憎い演出に拍手です。東映が、『孤狼の血』での反響を受け、「東映が作るべき映画はこういうものだ」との思いを新たにして創り出した作品です!!
クレジットは「最期に出会った最初の恋。いま、人生で最高に濃密な一夜がはじまる」まさしく濃密な一夜です。
監督は三池崇史で、自身初のラブストーリーとなるオリジナル作品。サスペンス、コメディ、ロマンスなどのあらゆるジャンルがミックスされた映画で、三池ワールド全開です。個性豊かで魅力的キャラクターが多数登場しますがプロットはシンプルでとても面白い作品です。
ほんと、絶え間なく続く常軌を逸したエンターテインメント、テンポの良さにシュールな笑い。俳優陣のマッチしすぎた演技は流石です。
物語は。。。
天才プロボクサー・葛城レオが、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから人生の歯車が狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる濃密な一晩に身を投じていく様を描きています。。。
その個性豊かな魅力的な俳優陣ですが、
負のスパイラルで転落していく悪徳刑事を大森南朋、エキセントリックな本性をむき出しにしていくヤクザの策士・加瀬を染谷将太、愛する恋人の命を奪われ、復讐に燃えるヤクザの女・ジュリをベッキーが演じ、クレージーに振り切ったテンションで見る者の熱狂を煽っています(特にベッキーの演技は鬼気迫る!!)。また、内野聖陽の存在感はバツグン!!“やくざに朝陽は似合わない。。。”ラスト付近の台詞はグッドですね。
そして、すべての発端となるヒロインのモニカには、3,000人の中からオーディションで選ばれた新人小西桜子が大抜擢。繊細な役柄を初々しくも大胆に表現し、新人ばなれした度胸でこの大役を演じきっています。
しかし、本質は喜怒哀楽の全てが詰まったとてつもなくピュアなラブストーリー。“良きあの頃”の東映ならではの怪作です!!

▪️Overview
三池崇史監督が窪田正孝を主演にメガホンを取った自身初の恋愛映画。天涯孤独の身で類まれな才能を持つ天才ボクサーの葛城レオは、試合でまさかのKO負けを喫し病院へとかつぎこまれた。医師から自分の余命がわずかであるという事実を突きつけられ、自暴自棄になりながら歌舞伎町の街を歩くレオの目に男に追われる少女モニカの姿が飛び込んでくる。ただごとではない様子からレオが反射的にパンチを食らわせた男は、ヤクザと裏で手を組む悪徳刑事・大伴だった。モニカは親の虐待から逃れるため歌舞伎町に流れ着き、ヤクザにとらわれていたという。レオは彼女を救うことを決意するが、その選択はレオがヤクザと大伴から追われる身となることを意味していた。レオ役を窪田、大伴役を大森南朋、モニカ役をオーディションで選ばれた新人の小西桜子がそれぞれ演じるほか、内野聖陽、染谷将太、ベッキー、村上淳、滝藤賢一、ベンガル、塩見三省らが顔をそろえる。(引用:映画.com)
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