みりお

街角のワールドカップのみりおのレビュー・感想・評価

街角のワールドカップ(2018年製作の映画)
3.8
「本物のイタリアが勝つ」
「何をもって本物?」

街角で開かれた、小さなワールドカップ。
サッカーが大好きな移民の少年は、生まれた国・イタリアのチームとして参加したいという、たったそれだけの願いが叶わない。
そして彼等は"イタリア2"というチームを結成し、決勝戦まで勝ち進む。
イタリアで生まれた者同士が闘っているのに、肌の色が違うだけで応援がないのはなぜ?
ゴールを決めても歓声がないのはなぜ?
なにが自分の国を決め、相手の国を決めるのか。
生まれた場所?肌の色?

イタリアカラーのスモークにここまで目頭が熱くなるとは…あの演出は素晴らしい✨
たった15分の中に、「多様性とは?」を問いかける大切な想いがたくさん詰まった良作でした✨


【ストーリー】
イタリア南部の小さな街で企画された「街角のワールドカップ」が開催された。
企画者達はイタリア代表チームとして参加し、様々な国の代表チームが出場を申請する中、移民の若者達で形成されたチームもイタリア代表チームとして参加することを表明する。
二つのイタリア代表チーム、勝つのはどちらか?
みりお

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