友二朗

はちどりの友二朗のレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
3.9
"相識満天下 知心能畿人"

余韻の海に浸かっています。
窓からの風が気持ち良い。

なんだか全部嫌になって、授業も出ずに午前から映画を観ていました。もう全部嫌。毎日暇がないのにその割に変化も感じない。皆と同じ「何もかも捨ててどこか遠い所に行きたい」の気持ち。

今の気持ちにぴったりな映画に巡り会いました。観て良かったです。

特にウニと同じ中学2年の時は色んな圧力や悩みがそれはもうたくさんあって、楽しそうな奴らを見るたびに「なんの苦労もないんかな」と思っていました。でも、やっぱり誰もが辛さの中にいるんでしょうね。何かを削って、犠牲にして、引き換えにあの瞬間の楽しさを享受していたんですね。

当時の担任が一番尊敬している人であり、正直人として以上に好きでした。

自分は弱いです。
家族にも友達にも恵まれているのに日々が辛いです。

"先生 私の人生もいつか輝くでしょうか"
毎晩将来を思って寝れません。

僕の人生もいつか耀くでしょうか。

この作品の色彩は好きです。
物語や演技は素晴らしくリアルながらも色彩は視聴者とどこか一枚置いている。透明感があって綺麗でした。

読んで下さってありがとうございます。

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「むやみに同情できない 知らないから」

「1004 486 486」

「私は 得意なものが何もない」

「母親の教育が悪いからだ」
「毎日店を開けてどこに?」
親の喧嘩がダントツで一番ストレス。

「いつも兄に殴られる」
「その時ウニは?」
「早く終わって欲しいと待つ」

"正しい生き方って何?"
"世界は不思議で美しい"
友二朗

友二朗