Misakey

はちどりのMisakeyのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
4.3
ひと昔前の中学2年生の女子が、思春期に周りから刺激を受けつつ少し大人になるお話。

主人公の女の子がかなり可愛いのに
ポスターの写真がいけてなくて残念。

それはともかく、とても丁寧な映画。
内容は「わたしたち」や「キムジヨン」にも近いんだけど
言葉選びとか、設定、編集など
丁寧さがワンランク上かな。

自分は女性なのもあり
共感できる部分が多すぎてうわーっ、てなったけど
多分、日本人男性とかはピンとこなさそう。
共感できる人だけしてね、感あり。

ただ、共感できないのは
韓国の女性のハッキリ言う所。
話には聞くけど、子どもの頃から友達に言いたい事いうんだなぁ、と。
あと、犯罪とかね。一時期流行ってたけどねぇ。

まぁ、思春期に憧れる大人ができるのは
大切な事だな、と改めて思ったかな。
子どもからすると、
親なんて親への期待が大き過ぎるのもあって
あてにならないものだし
大人になるため、次の世代を生きるために超えていく存在だから
幻滅する事が多くて当然だからね。

それを考えると身近に目指す存在がいるのは大事。

子ども目線でしっかり描かれていて
ノスタルジーを感じるのと同時に
親としてちゃんと目線を下げなければなぁ
と考えさせられる映画。
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