かに

はちどりのかにのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
4.2
全ての質が高くて丁寧に丁寧に作られてる感じがした。
自己中心的な人間の行動に筋とか納得できる理由とか求められるものでない。
他人を自分の尺度で理解しようとせず、諦めというか受け入れる強さが必要って感じた。

90年代韓国の発展が急速に進みつつも人の価値観は前時代のままなちぐはぐ感

最初のシーンやお母さんに気づいてもらえないシーンは自分の家に居場所がないと感じている事の表れ?
中2の少女が家族にも友人にも恋人にも心を開けない環境で、唯一の依存先だった先生

孤独で理不尽で不平等、それでもこの世界は不思議で美しいとウニに伝えた先生の覚悟美しい。暴力に屈してはいけない
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