ヴェローナ行きたい

はちどりのヴェローナ行きたいのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
3.0
悪くなかった・・・
決して上からではなく、悪くなかったって感想。
キム・ボラ監督自身の体験をベースにした作品。

誰しもが経験するであろう、この世の中の不条理。
思春期の14歳少女の揺れ動く思いや、家族との関わりや、もやもやする悩みを繊細に描いた人間ドラマ。

監督のインタビューによると『はちどり』で最も影響を受けているのは、台湾映画の巨匠エドワード・ヤンの遺作[ヤンヤン 夏の思い出]らしい。

もやもやする気持ち、面白い、面白くない、つまらないとかじゃなくて、ドライだけど、温かみも感じる。
全体を優しい柔らかなベールで包まれている気分。