ゆいはん

ブラック・ウィドウのゆいはんのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
4.0
ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソンさん)は逃亡中の最中、突如として命を狙われる。その相手が狙っていたものはとあるケースの中身であった。ナターシャはそのケースの中身を死守し、それを送ってきた人物が妹であるエレーナ(フローレンス・ピューさん)と判明し、彼女に会いに行くことに。ナターシャとエレーナが狙われる理由は、かつて自分たちを暗殺者として育てられた組織であるレッドルームであった。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』から2年という宣伝広告。新たなるMCU本当に待ってました。まさに待望の作品。映画館で久々に観たMARVELのオープニングには思わず鳥肌が立ったほど。

アベンジャーズの中でも特殊能力やスーツなどをまとわない貴重な人間であるブラック・ウィドウ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではMARVELファンなら誰もが衝撃を受ける結末を迎え、だからこそ今作の公開はまさに『アベンジャーズ/エンドゲーム』後が正解だったと思えてくる。

思えば、なぜ彼女はあそこまで優れた身体能力や暗殺能力があったのか、過去の作品にさりげなく発言があった女性ならではの機能を剥奪されたなど、気になる点は多くあった。それがまさに明かされる作品。

ナターシャが主人公というのもあり、彼女の過去、アベンジャーズではないもう1つの家族を焦点に物語が展開していく。偽りの家族が、まるで本物の家族であるかのような絆にはうるっとくる。この作品を観て、またMCU作品を最初から観たくなってきた。

MARVELならではのアクションシーンが満載なのはもちろん。特に終盤はもうさすがとしか言いようがない。このハラハラ感とワクワク感はMARVELでしか味わえない。

この作品から始まるフェーズ4にますます期待が高まった。また、エレーナとホークアイ(ジェレミー・レナーさん)が今後どう展開していくのか、楽しみでもある。
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