映画好きの柴犬

ブラック・ウィドウの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
4.0
フェロモン・ロック、脆弱すぎだろ😅

 「シビル・ウォー」のあと、逃亡生活をしているナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)が、過去の因縁にけりをつけるため、かつての「家族」と共に、ロシアのスパイ養成機関レッドルームに戦いを挑む、スパイアクション。

 久しぶりのMCUは、正統派スパイアクションにして、ファミリーコメディでもあり、搾取される女性を開放するドラマでもあった。想像以上にファミリーものの要素が多かったけど、これらをかなりバランスよくまとめてあって、間口の広い娯楽作に仕上がってた。

 ナターシャの元家族のキャスティングが絶妙。抜けてる父(デヴィッド・ハーバー)と冷静な母(レイチェル・ワイズ)に、拗ねてへの字口になる妹キャラ全開のフローレンス・ピューが最高。

 肉弾戦中心のバトルや中盤のバイクチェイスなど、アクションの見応えも十分。タスクマスターの扱いが中途半端に感じたのがすこし残念。