ゆず

ブラック・ウィドウのゆずのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.7
「シビル・ウォー」のスキマ時間でサブクエスト消化したように感じてしまい、あまりハマれなかった。というか、話の規模は充分メインクエストなのになんで後回しにされたのか疑問符がついた。(いやわかる…わかるんだよ…わかるんだけどね…)

一番良かった(あるいはほとんど唯一)のはみんな大好きフローレンス・ピュー。彼女の俳優としての生き様が既にカッコイイ、みたいな感じがある。
ポケットがたくさん付いてる服、きっと"演技の引き出し(ポケット)がたくさんある"ってことの喩えなので今後のキャリアにとても期待。それを大先輩であるスカヨハが"いいね"するわけだから、お墨付きをもらったようなものだよね。(←テキトー)
今後の配信ドラマで登場する予定もあるそうで、もしかして2代目ブラック・ウィドウの襲名を期待していいんだろうか。(しかし期待してもディズニープラス独占だろうから私は見られないと思う)

ただ、"ウィドウ"はレッドルームで洗脳育成されていた女性たちの総称でもあるようで、その意味では忌むべき名でもある。
本作は長らく虐げられてきたウィドウたち(女性)をドレイコフの支配(男性支配)から解放する物語でもあったわけで、ならば"ウィドウ"の名を捨てるという選択も充分ありえたよな…などと思った。過去の話である本作ではそこは変えようがないが。
エレーナが2代目襲名するなら、それはナターシャの生き様を継ぐという意味が大きいんだろうしそれはそれでいいのだが(どうせ見られないし)、フローレンス・ピューが演じるなら、誰かのお下がりでない新しくて自由で強いスーパーヒーローを見たいという気持ちもちょっと湧いてしまったのでそれはMCU以外に期待することにする。

ディズニープラス見られる環境が整ってないと、MCU追うのもつらくなってきた。ファルコンもワンダヴィジョンもロキも絶賛見逃し中。MCUのUはユニバースのUだけど、個人的にはもう"ユニ"バースではなくなってしまった。ディズニープラスの外にいるとそう感じる。
ゆず

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