サマータイムブルース

ブラック・ウィドウのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.7
「痛みは人を強くする」
「どっちも逆さまだね」

とりあえず、ドラマは飛ばして、本作を鑑賞

ナターシャ/ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソンさん)は「アイアンマン2」からのシリーズ初期から活躍しているにも関わらず、今まで単独作品は無く、脇役的存在だったので、今回ようやく日の目を見ることが出来て感無量です
やはり、ブラック・ウィドウの魅力と言えば、特殊能力を持たない、その身ひとつで戦うカッコ良さだと思います

時系列で言うと「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の後、ソコヴィア協定をめぐるキャプテン・アメリカとアイアンマンの対立が起き、ナターシャが孤立している時期に起こった出来事です
「エンドゲーム」で、既に亡くなっていることを私たちは知っているので、見ていて切ない気持ちになります

これは家族再生の物語でした
そして、ブラック・ウィドウの出征の秘密、特殊訓練を受けた経緯、家族の秘密、なぜアベンジャーズ入りしたのか、などなどが描かれます

特に気になったのが、妹役のエレーナ(フローレンス・ピューちゃん)
出てるの知らなかったのでびっくりしました
先に「ミッドサマー」とかで見ていたので、アクション大丈夫なのか!?と思って見てたけど、普通にカッコ良かったです

お気に入りが、お姉ちゃんの決めポーズを妹がいじるところ
なんかすごく微笑ましい
それと、父アレクセイのレッド・ガーディアン姿はちょっと無理があるような気がしました(笑)

クライマックスの空中に浮かぶレッドルームが爆破されてからのアクションと、それに続くタスクマスターとの戦いは手に汗握る展開で興奮しました

タスクマスターの戦い方は盾を使って、キャプテン・アメリカに似てるなーと思っていたら、何と、見るだけで相手の戦い方を完コピ出来る能力を持っているのでした

よく分からなかったのが、あの洗脳を解除する赤い解毒ガス、あれは一体誰が何のために作ったんだ!?
母メリーナが秘密に作ったのか!?
レッドルーム側に利益無いと思うんだけど

その他、いろいろ他作品とのつながりが随所に見られておおっ、てなります
多分気づかないネタバレ回収とかもたくさんあるんだろうな
その辺は、後ほど考察を読みたいと思います

序盤の少女期に出てきた暗い森で光る蛍の光で終わるラストシーンがおしゃれ
エンドクレジット後もお見逃しなく