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ガール・コップスのTAMUのレビュー・感想・評価

ガール・コップス(2019年製作の映画)
2.9
TSUTAYAレンタル2本目。
これも見たかったんよ。公開を楽しみにしてたのにDVDスルーとなったと思われる作品。

記憶が正しければMeToo運動が盛り上がる中で作られた、女性が主役のポリスアクション。

主演は、自分が韓国映画を見始めて、最初の頃に認知した名脇役ラ・ミラン。遂に主演!

そして、後に社会問題となるn番房事件を彷彿とさせるネットを悪用した女性性被害に迫る。

のだが、どうしても広告代理店が、こういう座組みで映画1本撮ったら、結構興収上がるんじゃない?と安易に企画したように思えてならない志の低い内容。

製作陣にはハラスメントやジェンダーに強い問題意識があるとは思えず、言わば『ベテラン』を女性が主演で作っても良いよね感満載の大味な展開を見せる。

それはそれで良いのかもしれないが、力では解決できない、女性ならではの解決策を見せてもらえたら…

亭主をバカにして喜んでみたり、見た目で黒人を犯罪者と決めつけてみたり、激しい暴力で解決して見せたり、何が何だか目を覆いたくなるのだがw
『ズートピア』の素晴らしさが改めて際立つ。

別の意味でガッカリしたのは、ジャンミ役元少女時代のスヨン。スヨンが出演しているだけで感謝なのだが、ハッカーと言っておけば何でもできてOKな典型例。
いくらCCTVが町中にあるからと言って、路地裏に逃げ込む犯人を椅子に座って画面に映る防犯カメラ見ながら追跡できるって💦

それはそうと、本作は本来主役級のゲスト出演者多数。冒頭『新感染半島』のイレちゃんが一瞬登場するのを筆頭に、モーテル店員にハ・ジョンウ、チンピラ役のアン・ジェホン、強犯課課長にソン・ドンイル。凄い…

個人的には推しの『未生』のいじめっ子、資源2課ハ代理(チョン・ソクホ)が、強犯課チームのリーダーとして、なかなかの憎たらしい役でいい味出していたので満足。

そして、ドラマ『梨泰院クラス』のトニー(クリス・ライアン)が梨泰院に登場するのは嬉しい!
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