◆あらすじ◆
かつて刑事として活躍していたミヨンは家族を支えるため、警察の窓口に移っていた。一方、ミヨンの夫の妹のジヘは刑事だがその性格が災いして部署から厄介者扱いされていた。ある日、ジヘは懲戒でミヨンのいる警察窓口へ一時的に配置転換される。その警察窓口に怯えた女性が相談にやって来るが、スマホを置いて何も言わず去ろうとする。スマホを渡すべくミヨンは追いかけるが、その女性は車に轢かれ重傷を負ってしまう。彼女は無理やりアダルト動画を撮影され、ネットに拡散されようとして精神的に追い込まれていた。彼女を救うべくミヨンたちは撮影した犯人を追う。
◆感想◆
ベテランと若手の女性警察官が性的被害を受けた女性を救うため、犯罪者を追うストーリーとなっており、犯罪行為のシリアスさと凸凹コンビのコミカルさで上手くバランスの取れた作品になっていました。
パク・ミヨン（ラ・ミラン）は元々、腕利きの刑事だったが育児のために窓口の仕事に配置転換しているが、窓口の仕事は上手くなく上司に睨まれている中年女性であり、パワフルさとコミカルさがとても面白いです。
ミヨンの義妹であるチョ・ジヘ（イ・ソンギョン）は生意気かつ早とちりで刑事課の足を引っ張っており、厄介者扱いされています。そのため、懲戒で一時的に警察窓口業務に飛ばされたところ、今回の事件に関わります。
ミヨンとジヘのコンビはまさに凸凹コンビといった感じで、なかなか上手く行かず、失敗が多いですが、2人とも正義感と警察としての本分を貫く姿勢は共通しており、彼女らが必死に犯人を追う姿はとても熱いものがありました。また、2人と同じ窓口業務のジャンミ（スヨン）が天才ハッカーで2人をサポートしており、3人揃ってグダグダになったり活躍したりと変化があってとても面白いです（ハッカーの設定はやり過ぎだけどコメディとして面白いです）。
犯人は特殊な香水で女性を昏睡状態に陥れて性的暴行を加える最低な野郎なんですが、戦っても強くてしぶとい強敵になっていて、犯人とのバトルは見応えがありました。
コメディとして面白く、それでいてシリアスな部分でもしっかり締めていて良かったと思います。
鑑賞日：2023年12月16日
鑑賞方法：CS アジアドラマチックTV
（録画日：2022年10月16日）
