ソバ君

8番目の男のソバ君のレビュー・感想・評価

8番目の男(2018年製作の映画)
3.7
韓国初の陪審員制度を利用した刑事裁判。
年齢や職業が異なる8人が、陪審員として裁判に臨むんだけど、すでに証拠や証言、本人の自白も揃ってて、ほぼ有罪確実。
刑期が何年になるかを争うだけのはずが、8番目の陪審員を演じるヒョンシクの言動をきっかけに無罪か有罪かを争うことに。

序盤のモルゲッスムニダ連発のおとぼけヒョンシクかわいいし、最後まで自分が納得する結論を求めてなぜ?どうして?を追求していくひたむきな姿はカッコよかった🫶

本人の自白があると、自白内容が優先され、捜査が手薄になるとあったけど、それにしても捜査全然してないじゃん!というか、都合の良いシナリオに合わせて証拠見つけてきました感がめっちゃある。刑事と検察の取り調べに疑問を感じてしまうし、人権意識があってこそ自白が意味をなすことを思うと、この犯人は、殺害当時のことを覚えてないから、自白の信憑性がそもそもない。すっとぼけの可能性や状況証拠なのかな。

そんなに簡単でもない内容だし、色々考えさせられることが多かったけど、全体的にコミカルに描いてくれてるおかげで、最後まで楽しく鑑賞できました☺️

キムソニョンし、彼女は一体何者だったんだろう?笑
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