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8番目の男のatm09strsksのレビュー・感想・評価

8番目の男(2018年製作の映画)
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自分の中では、陪審員ものは「12人の怒れる男」(1959)が金字塔なので、同じテーマをどのように見せてくれるか楽しみでした。

貧困に起因する、障碍者の息子による実母殺害という尊属殺人の裁判です。
最初はほぼ満場一致で有罪になるはずが、一人だけ回答を拒否したため陪審員たちが事件を検証していく、というのは「12人」と同じですが、「12人」の場合は、各人が有罪から無罪に変節するために葛藤するのですが、こちらは案外皆あっさりと、無罪かもしれないと思いなおします。
そりゃまあ、自分たちの出した結果が他人の人生を左右してしまうわけですから、無罪の可能性があればそっちに傾きますわね。
挙句、陪審員に要求されて現場検証まで行ったりして、韓国の警察ってここまでやるんですか?
事件の内容がけっこう重いわりに、そこそこコミカルなシーンがあったりするので、全体的に中途半端な感じがする。映画というより2時間サスペンスを観ている感じ。
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