風来坊

監獄都市 プリズンシティの風来坊のレビュー・感想・評価

監獄都市 プリズンシティ(2017年製作の映画)
1.0
2039年の超管理社会の世界が舞台。刑務所が満杯になり困った政府は受刑者にチップを埋め込み都市に放ち、監視映像を市民に公開して更正の度合いを市民に判断させるという"新都市構想"という苦肉の策を発表するが…。アメリカ、イギリス合作のSFサスペンス。

発想はユニークだと思いますが、流石に無理がある感じ…。人間の野次馬根性を皮肉っているのでしょうが、囚人の行動を見て何が楽しいんだと思う。何の意味があるのか?が果てしなく付きまとう映画。

市民が囚人を監視して具体的に何のメリットがあるのか?それを政府が放送して何のメリットがあるのかをもっと説明してくれないと物語に整合性が無い。パルクールハッカーの存在も中途半端で使いきれていません…。

全世界が自分を追い詰めて来るというのがウリの筈なのに、追われている感じが強くなくドキドキ感も薄い…。アクションシーンも特に印象に残る物はなく地味。厳重な筈の施設にも簡単に入り込めちゃうし…もう何なのこれ?

「リベリオン」のような超管理社会の雰囲気は良かった。良い点はそこだけ…。

ちょっと何を言ってるか分からないし、何を楽しんだらいいのかに困ります。つまらなくて何度も停止ボタンに手を掛けた映画でした。
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