BillyKilson

ブルーノート・レコード ジャズを超えてのBillyKilsonのレビュー・感想・評価

2.0
あんまりでした。
自分はJAZZは好きですが現代JAZZのみで昔のは好きではない。
冒頭のロバート・グラスパーのバンドの演奏シーンはめちゃめちゃカッコ良かった。
劇場にもよるでしょうが音も最高でした。
ケンドリック・スコットのドラムもメチャメチャカッコ良かったしベースは知らない人でしたが最高でした。
でもそこがピーク。
途中ちょっとハービー・ハンコックとウェイン・ショーターをゲストに迎えた演奏もあったけど少しだけ。
あとはブルーノートの創設~現代に至るまでの苦労や発展のお話。
ドキュメントなんだからそれでもいいけど、やっぱり音楽ドキュメント映画なんだから冒頭のような純粋にJAZZを聴かせるシーンが中盤とラストにも欲しかった。
ラストの流れでラップもJAZZと密接に関係している的な作りになってる(ロバート・グラスパー売りたいからだろう)けど、それなら最後そのヒップホップとJAZZが融合した演奏を1曲ぐらい聴かせてよと思った。
最後語るだけ語って終わり。
語るだけ語る時点で、最後にそのいかにカッコいいかとか色々語る答え合わせ的な演奏を「どうだカッコいいだろ!!」って聴かせてくれるもんだと期待が高まったのにそれもなく終わって肩透かし。
この映画見に行く人はそりゃブルーノートやJAZZの歴史にも興味はあるんだろけど絶対JAZZが好きなんだからJAZZ聴きかせてよ。と。
それかやっぱり昔のJAZZ好きはあーだこーだとJAZZを語るのが1番好きなだけであって聴くのは二の次なのか?って思ってしまった。

音楽を愛している映画とは思えなかった。残念。