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映画はアリスから始まったのmuscleのレビュー・感想・評価

映画はアリスから始まった(2018年製作の映画)
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映画発掘ドキュメンタリーとしてとびきり面白かった。田舎町のハーレー乗ってるおっさんの家に大量のフィルムがあって…みたいな『映画を追え: フィルムコレクター歴訪の旅』の蓮實重彦を思い出した。テープを異様な幾つものやり方で修復するプロフェッショナルとか、文献に詳しすぎるアーカイブ従事者とか、とにかく歴史を追いそして作っていく人々が楽しい。単なるお勉強ドキュメンタリーにしないためのエンタメ感がすごい。サドゥールがめちゃくちゃ悪者にされていて、サインしまくって調子乗ってる映像まで挿入されてる。アンリ・ラングロワもかなり悪役というか。日本の双葉十三郎並みにテキトーこいてる文化人みたいな…。
ジョディ・フォスター、ロバート・レッドフォードらがクレジット。日本でこういう映画見たい。撮られるという行為が、ポーズを撮る、静止すると同義だったからこそのBE NATURAL。ラストのアニエス・ヴァルダが可愛い。
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