久々に京都アニメーション作品を見ると絵の細かさ、動きの繊細さに目を瞠る。演出や音楽も素晴らしい。ただし、視聴する者の心を揺さぶろうという意図が出過ぎで、なんとも素直に見にくいところが少しある。また映画作品としてはちょっと小粒で、豪華なOVAといった印象。この作品は90分あるが、TVシリーズの1話が30分弱の、凝縮された話の方が私は好み。この外伝は各エピソードはドラマチックではあるけれど、それだけを一本の作品にかためてしまうと、どうも卒直になりにくい。ハイクオリティーの出来ではあるのは認めては、しまうんだけどね。
