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燃ゆる女の肖像のERのネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

 マリアンヌとエロイーズが出会い、惹かれていく。「君の名前で僕を呼んで」と同様、描かれているのは同性愛によるロマンス。

 序盤はマリアンヌもエロイーズも徹頭徹尾表情が固く、お互いの内面を見せ合わない状態だったからこそ、物語が進むにつれて2人が打ち解けあっていく様子に「お前ら序盤はあんなにお互いに距離を感じていたのに……」と感慨深いものがあった。

 ラストのヴィヴァルディの「四季・夏」を聴いてるシーン、お互いの人生が今後絶対に交わらないであろうことをを感じて悲しくなった。しかし、ひと夏の恋を描いた映画として、完璧なほど美しいラストだった。
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