BIFFレポート⑦[あまりにも圧倒的な愛と平等の物語] 100点
圧倒的大傑作。人生ベスト。まるで彼女たちと一緒に過ごした二週間が体感二時間で駆け抜けてしまったという感じの幸福感と喪失感で溢れてい…
キノシネマ立川。フィルム撮影なのか、いかにもフランス映画的な発色。特に屋外、海の青と砂の象牙色が上品▼音楽最小限、おかげでコチェレマンカスン(仮題)の包まれ感が半端ない。荒い息も▼18世紀で、筆触が…
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とても静かな映画だが、画面に引き込まれるような強い求心力を持つ作品だった。
18世紀のフランス、ブルターニュ地方の孤島に真っ白なキャンバスを抱えて一人の女性画家マリアンヌがやって来る。
彼女はこの島…
この美しい作品を端的に表現する言葉を持たないが、描く側と描かれる側として出会った2人が、肖像画が完成するまでの限られた時間の中で互いを永遠にしていく過程の全てが美しかった。また、オルフェウスの引用か…
>>続きを読む(c) Lilies Films.