プロローグから本編に引き継がれる緊張感。
燃ゆる女を如何にキャンバスに描いたのか。
写真に魂を抜かれるという迷信がその昔あった
と聞く。
そのポートレートに魂は抜かれたのか。
それとも魂が宿ったのか…
キノシネマ立川。フィルム撮影なのか、いかにもフランス映画的な発色。特に屋外、海の青と砂の象牙色が上品▼音楽最小限、おかげでコチェレマンカスン(仮題)の包まれ感が半端ない。荒い息も▼18世紀で、筆触が…
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とても静かな映画だが、画面に引き込まれるような強い求心力を持つ作品だった。
18世紀のフランス、ブルターニュ地方の孤島に真っ白なキャンバスを抱えて一人の女性画家マリアンヌがやって来る。
彼女はこの島…
この美しい作品を端的に表現する言葉を持たないが、描く側と描かれる側として出会った2人が、肖像画が完成するまでの限られた時間の中で互いを永遠にしていく過程の全てが美しかった。また、オルフェウスの引用か…
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どことっても西洋絵画みたいな映画だった。
基本BGMがない映画だったので、ヨーロッパの離れ孤島 感が強調されていて良かった。ロケ地の素材の味が生きてるような画作りと編集だったなと感じた。ほぼ女性だけ…
(c) Lilies Films.