油淋鶏大盛り

ポルトガル、夏の終わりの油淋鶏大盛りのレビュー・感想・評価

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)
4.0
話が進んでいる間は、主人公からそれぞれの登場人物に向けた視点ばかり気になっていたのに、ラストシーンを観終わったら、登場人物各々の主人公への距離感と関わりの濃度を反映した同心円のようなものが浮き上がってきた。
そぐわない権威や威厳、押し付けと反発がぶつかるのでなく、降った雨が地面に染み込むかのように見えなくなるか、蒸散して消えていくみたい。