くもすけ

ホイッスラーズ 誓いの口笛のくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

プライムの拾い物。シンプルな騙しあいながら、最小限の会話、キャッチーな音楽。

ルーマニア映画は馴染みがない。シナリオにからむ警察内の汚職もただのドラマ以上に現実を反映していたら怖いな。ただこうした外国人のやわな懸念のむこうをはって映画は快楽に全振りする。
ぶしつけなホテルマンがくだす裁定、みっつの峰に反射させた指笛がスペイン語に翻訳されてやまびこになるのをみると、見かけに反してとても饒舌な作品。

舞台は、原題にもなっているスペイン領カナリア諸島にある人口22,000人のラ・ゴメラ島。指笛のsylboは、ラ・ゴメラ島で使用される口笛言語である。口笛言語は世界70カ国で使われているが、ルーマニアとなんか関係あるのかね