最高にかっこいい映画!
SF、西部劇、モンド、ジョン・カーペンターという雑多な要素が、格差社会における弱者たちの叫びと混合し、強烈な劇薬となる。
荒唐無稽な話に見えて、物語が進むにつれて鋭い現代批評としての側面が浮き彫りになってくるところに惹き込まれます。
人を搾取することで甘い汁をすすっている品性下劣なやつらに鉄槌を下すべく人々が立ち上がるさまは、実に崇高で鳥肌ものでした。そこで繰り広げられる凄まじいバイオレンスも見応え十分です!
地球の反対側の小さな村を舞台にした物語は、世界各地で巻き起こる分断や不寛容に対して中指を突き立てたい気持ちを見事に掬ってくれる作品でした。