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バクラウ 地図から消された村の14のネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

まず見た感想としてこんなに映画でバカ笑いしたのは久しぶりだった。特に太った夫婦がスナイパーの如く敵を撃ち殺した後、真っ裸で茅葺き屋根についた火を一生懸命消してる姿など面白すぎて涙が出た。TSUTAYAのポップから「怪しげな薬」「UFO」「殺人集団」など書いてあって詰め込み過ぎだろう...とは思っていたが、カンヌで賞を取っているらしいので鑑賞してみた。本筋は辺境で暮らしている村人たちが悪い白人によって抹殺されそうになるが返り討ちにすると言う話だが、薬やUFOを広告で全面に押し出したせいで意味がわからなくなっている。薬やUFOは単純に本筋だけではインパクトに欠けると思って付け足しただけとしか思えず、登場する大した理由はない。まずUFOはUFOではなかった。最後は敵を返り討ちにした村民たちが物憂げな顔で佇むと言う終始???な展開。なぜ賞を?と思ったが、貧困格差政治等の社会問題を取り上げたからかと納得した。笑いたい時にもう一度見ようと思うし別にこの映画を批判しているわけではないが、映画としてはどう考えてもB級なのに社会問題に触れているからと言って賞を与えるのはどうかと思う。
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