金柑

ロミオとジュリエットの金柑のレビュー・感想・評価

ロミオとジュリエット(2014年製作の映画)
3.2
鳩!そんな出てこないんかい
2014年でもオーランドブルームがヘルメット外した瞬間に歓声が湧くのか……や、まあ、そりゃハンサムだとは思うんですけど、歓声が湧くほどか…そうか…歌舞伎の「待ってました!」だと思えばいい?

んーーーテンポがあんま良くないような。特にロミオとマキューシオ。台詞の一行一行、単語一つ一つに重みを置きすぎて会話に見えないしもはやくどく感じる。そこがシェイクスピアの難しいところであり役者と演出の腕の見せ所だと思うんだけど。最近観たロミジュリだとNTlive版はとても自然に観られたので、やりようだと思うんだけどなー。
そしてキャピュレット卿は現代英語なのか、よっぽど見やすいけども

カジュアルにしたり笑いどころを入れるタイミングもちょっと好みと合わない。
あとモンタギュー側が年齢層高いのでヤンチャ男子/若気の至り感が薄いのもあまり私の好みではなかった

一目惚れもあまり重みがなく、相手がそれぞれの家だと知った瞬間もあまり重く受け止められず、
ロミオを宥める神父とジュリエットを叱りつけるキャピュレット卿の場面は見応えあったな

ロミオ、なんか全然苦しまずに死ぬじゃん…なぜかジュリエットが目覚めるタイミングで神父様来るし、短剣見つけた感動も全然無いし、刺してコテンと倒れるのもなんか
薬屋が運良く近くにあるのも笑っちゃった


ステージドア、本番後にこんなファン対応するのほんと大変だな…「ありがとうー!」って叫んでる日本人ファンがいた
金柑

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