敵を仲間として招き入れることがどれだけ難しかったことか、と思う。
ましてトラウトマンはナチス兵だったわけで。
この逆境にトラウトマンは実力で示してきた。
徐々にチームが彼を受け入れていく様はスポーツが持つ力を感じた。
デヴィッド・クロスの演技が柔らかくてひたむきでとてもよかった。
マーガレットへのストレートな恋心も素敵だった。
親である監督もなんだかんだで暖かい人。
トラウトマンが戦争で抱えたあるトラウマ。
彼だけが背負うには辛すぎる戦争の二次被害。
スマイス軍曹との墓地でのやり取りも含め
戦争についても深く考えさせられる今に必要な作品でした。