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レ・ミゼラブルのYのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)
5.0
衝撃。
とんでもない傑作です。観終わってずっとぼーっとしてる。歴史に残るバンリュー映画🙌🏻

かつてユゴーが描いたあの場所。
ジャン・バルジャンが市長まで登り詰め、ジャベルが警察官になったあの街=モンフェルメイユ。
ムスリムとジプシーたちの(小さめの🦁)争いごとから大事件に発展。
何が素晴らしいってユゴーの小説に紐付けて展開される物語の設定。ちょい悪警察と腐敗した市長の対立、子供たちの苦しみ、人々の怒り、暴動。出てくる人みんながmiserableであり、でもただみんな幸せに生きたくて葛藤している人たち。
「こんな所で生活したくないなぁ」「ここでは働きたくないなぁ」そう感じてしまう自分のかなり客観視してしまう感情にちょっと引きました。

レボスケの抱える問題にいち早く目をつけアートにしたJRのポートレートが団地の前に描かれてるのが印象的で、ファンとしては嬉しかった。

前半は、なんかみんなのびのび生きてるように見えるのだけど後半にかけて心臓がバクバクする緊迫シーンばかり。これってバンリュー映画のお決まり展開なのかも…。
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