Yuki

家族を想うときのYukiのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.0
「希望」はどこに…

重い、、、あまりにも重い、、、
資本主義社会、、、

『わたしは、ダニエル・ブレイク』のケン・ローンチ監督が引退を撤回してまで伝えたかったものはやっぱり一味違った。

ヘビー級映画です😔涙

借金だらけでフランチャイズの宅配ドライバーに転職した父、介護職の母、問題ばかり起こし警察沙汰にもなる息子、繊細な妹が織りなすストーリー。

生きるためには、家族を養うためには、お金が必要で、お金のためには労働が必要。でも時間も心身も削られて、それなのに借金が増えていき、、、

どうしたら救われるのか、、😢
救いこそが家族の存在なのかもしれないが、家族だからこそのどうにもならない重荷というか何と言うか。

本当に困っているときや、どうしようもないことをしてしまったとき、救いようがないヤツになってしまっても、
決して見捨てず助け合う大切な存在が家族。
そこに容赦なくのしかかる、社会の、あまりにも厳しすぎる現実がとにかく胸に刺さる。

なんでこうもうまくいかないの?と
胸が張り裂けるような思いになりながら見ていた😢

病院に着いて行ったり、警察署に行ったり、
電話で怒ったり、仕事に行ったり、
父を引き止めたり、、、

そこには確実に愛があって、
ホッとするような切なくなるような
苦しいけれど、お金には変えられない、
むしろそれ以上の希望を感じた。

こんなときこそ、『家族を想うとき』
この邦題を考えた人大好きです。

社会人2年目、周りの人たちはそれぞれ別々の道へ進み、、
目を逸らしたくても、ほんと現実しか見えてこなくてたまーに嫌になるね、、、☹️

このご時世、大なり小なり、悩んでいない人なんていないんだと思う。
自分に希望を失ったら終わりだよね、わたしの名前には「希」という字があるし、希望を持ちつづけて、努力することを忘れたくないなと思う。(どんな自己完結…)

研鑽あるのみ!!!!行動だ!!
この地球にいるすべての生きとし生ける人たち、頑張れーーー!!!
Yuki

Yuki