Sorry, We missed you.
“不在連絡届” と日本語字幕で入るこの文章に
ケン・ローチが引退を撤回してまで作った想いが込められている
家族のために一生懸命に働いてるのに
苦しむのはその家族
激辛カレーもタフな大人ならへっちゃらだと
我慢しながら食べて温まる微笑ましい一家団欒
そんな幸せが向かう未来には 誰もいない
それでも届けなきゃいけないと奮い立ち
父親は家族を守るためにタフであるべきだと奔走する姿に
世の中はどんな手を差し伸べるのか
止まらぬ増税に 共働きが直面する待機児童問題など
日本でも当たり前に実存している残酷な日常
万引き家族、バーニング、アス
パラサイト、そして今作と
色々な国で描かれ止まることのない “分断”
もっともっと世界各地でこのような映画が作られればいい
そしたら社会問題は世界問題になる