はるな

家族を想うときのはるなのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
3.5
労働組合発祥のイギリスにおいても、これが労働者の現実なんだと突きつけられる作品。
「ワーキングプアー」
働けど働けど、暮らし豊かにならず。
金の切れ目が縁の切れ目。
そこには、夢も希望もあるはずがない。
それは家族間に於いても同じである。

EU離脱で揺れるイギリスが抱える社会問題。
物語的に、どこか救いのある展開にする事なく、観ている者に真正面から現実を突き付ける。
ケン・ローチ監督、渾身の一作でした。
はるな

はるな