植物を開発しているアリスは息子のジョーと共に暮らしている。アリスはリトルジョーという人を幸せにする花を作るが、その花の匂いは少しずつ人をおかしくさせてしまう。少し匂いを嗅いだだけなのに、麻薬的な効果…
>>続きを読む美しいものに内包されている恐ろしさと危うさ。
それを斬新なストーリーと演出で増長しているスリラー作品。
自然をコントロールしようとする人間の傲り。
その傲慢な心を突きながら、新感覚なホラーとして成…
明るいが冷たさも感じさせる映像と、淡々とした演出で、師匠のミヒャエル・ハネケ譲りの後味の悪さを失うことなく、現代的なホラー作品となっている。パステルカラーの淡く優しい色合いが、監督が語っているように…
>>続きを読むリトルジョーという幸せになる品種改良された新種の花、だんだんおかしくなっていく人達。
人間らしく生きるということは苦悩を伴うし、悩みなく生きるということはすなわち生きていないのと同じということ。
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映像と音楽と醸し出す雰囲気が異常に不調和なんだけど、なんだがそれが心地よく、私は結構好きでした。色使いとか和楽器?なのかな、あのリトルジョーが花開くときの音楽がミスマッチに感じるんだけど魅惑的で視覚…
>>続きを読む不穏な世界観、画面の鮮やかな色彩、音楽の使い方、すべてが堪らなく好きです・・・。ずっとこの世界を見ていたいと思わせてくれるような映画です。
どこか黒沢清監督の作品にも通じるような、静かに世界の歪み…
「新しい時代の幕開けです。気分を高め、うつを防ぐ“幸せの植物”。今の時代にぴったりだ」
人々をハッピーにするために生み出された植物“リトルジョー”。
しかし研究者アリスの周りではおかしなことが…
最近見たどの映画よりも怖かったかもしれません。それはコロナ禍の渦中を生きているということも作用しているでしょうが、逆に今観ることができてよかったと思える映画でした。一応ホラーのジャンルになるとは思う…
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