マティアス＆マキシムのRyokoのレビュー・感想・評価

クサヴィエ・ドラン。監督としてもさることながら、俳優としても魅力的。表情で魅せるなぁ。人気の理由がわかりました。マティアスとマキシムが会っているシーン、話しているシーンはほとんど描かれず、2人の周辺の話が多いのに、言葉にならない想いを描くという軸がぶれない巧みさ。友人同士で騒ぐようなノイジーなシーンが多いけど、対象的に本音がなかなか口から出てこないもどかしさが投げられ、そしていろいろあった後に爆発する愛情。
着地点はよくわからないけど、これも味な気もする。ほかの作品も見てみよう。