個人的ナゾがいっぱい残った映画になりました。
グサビエの顔の傷はどういう意図なのか、、
途中から手持ちビデオカメラで撮ったみたいな撮影方法は何だったのか、、
マティアスが向こう岸まで泳ぎまくってしまった理由とは、、
ケビンは何だったんだ、、
母親との複雑で感情をかき乱されるような関係を描くのはやっぱり上手いと思います。
鏡を殴るシーンでは心が折れそうになりました。
タイトルにもあるようにマティアスとマキシームが主人公2人になり、2人の人生がそれぞれ交差したりお互いの家族関係も描かれているのですが、少し中途半端というかマティアスの方ももうちょっと見たかったと感じてしまいました。
しかし彼の友人達の中での立ち位置はよく分かりました。悪ノリの連中のなかで真面目に自分らしくいれずに奥さんのほうに行くも、奥さんからもまたなんか言われる。
音楽はディスコ系があったからかちょっとダサめの印象。途中でみんながパーティしてる所を早送りのシーンがあるのですが、別にカッコいいとか思わなかった。
でも撮影法は印象的だった。
手前にピントがあったり、逆にわざとボカして奥の景色にピント合わせる画がいくつかあったり、窓の向こう側で起きていることも含めた奥行きのある見せ方には感心した。
バスの中や家の中に差し込む夕方の光も上手く使われていた。
フランス語に英語混ぜてくる妹の現代っ子キャラは好きでした笑笑