大傑作だと思う。
官能的で、感情に直に訴えかけてくるような衝動性もある。それでいてファンタジックでロマンティックな面も持つ。これだけ色んな要素がてんこ盛りなら、渋滞しそうな気もするけど、それを見事な…
親から決められた結婚、支払われない賃金。
セネガルの首都カタールを舞台に、厳しい労働環境と根強く残る家父長制の中で何とか生き延びながら恋愛関係を続けていこうとするエイダとスレイマン。
説明台詞の少…
このレビューはネタバレを含みます
スピリチュアル展開になることが分かった瞬間、少し落胆したが、悪霊という展開もひょっとしたらセネガルや西アフリカの文化への切り込みの1つなのかもしれない。
雰囲気で引っ張っていると言う人もいるかもしれ…
最初の黒人女性監督が、パリ出身のマティ・ディオプ。父はセネガルのミュージシャン、叔父もセネガルの名匠といわれる映画監督なので、芸術一家出身。
貧しい青年スレイマンと愛し合うアダは、もうすぐお金持ち…
このレビューはネタバレを含みます
海が見えるクラブ、蛍が舞うようなエメラルド色のライトが美しい褐色の肌に映える。
人々を見下ろすようにそびえる巨大タワー。
格差社会、社会全体が女性を物のように扱うアフリカの現実。
マティ・ディ…
セネガルの、思いを寄せる男性がありながら社会的な圧力に従い裕福な人物と結婚を控えた女性を中心にした話。
見いても、先が見通せない話で、楽しめた。
ちょっと黒沢清っぽさを感じた。
地図でセネガルと…