地球外生命体

アトランティックスの地球外生命体のレビュー・感想・評価

アトランティックス(2019年製作の映画)
3.2
俳優としても活躍するフランスの気鋭女性監督マティ・ディオップが長編初メガホンをとり、2019年・第72回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した異色のラブストーリー。2020年・第92回アカデミー賞の最優秀国際長編映画のセネガル代表作品。(最終選考には残るもノミネートはされず。)

ディオップ監督のルーツのひとつでもあるセネガルを舞台に、同国の社会問題を盛り込みながら、許されざる恋に落ちた若き恋人たちを襲う思いがけない運命を、幻想的な映像表現と意表を突くストーリー展開で描き出す。

都市開発が進むセネガルの首都ダカール。17歳の少女エイダは裕福な男性との結婚を控えていたが、建設現場で働く青年スレイマンと秘密の逢瀬を重ねていた。しかし、給料の未払いが続く職場に耐えきれなくなったスレイマンと仲間たちは、仕事を求めて船でスペインへ旅立ち、そのまま消息を絶ってしまう。失意の中で結婚式の日を迎えるエイダだったが、男たちは思わぬ形で街に戻ってくる。

Netflixで2019年11月29日から配信。2022年4月23日からシアター・イメージフォーラムの「マティ・ディオップ特集 越境する夢」で劇場初公開(特集上映時のタイトルは『アトランティック』)。

★2019年カンヌ国際映画祭
グランプリ
★2019年ハンプトン国際映画祭
特別賞(ママ・ビネタ・サネ)
★2019年カルタゴ映画祭
Tanit d'Argent
音楽賞
★2019年ニューヨーク映画批評家協会
初作品賞
★2019年ロサンゼルス映画批評家協会
撮影賞
★2020年全米映画批評家協会
撮影賞
地球外生命体

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