中島晋作

バワリイの中島晋作のレビュー・感想・評価

バワリイ(1933年製作の映画)
4.5
人間が人間を手当たり次第に殴り、葉巻は常に爆発する。猫に同一化する子供。この子供が劇中最強のミソジニストかつレイシスト。
ウォーレス・ビアリーが忘れられた人間になる瞬間は真に感動的なシーンであり、だからこそあの場面で映画は終わるべきだったのではないか。戸惑いながら人生を諦める感じが凄い。オクラホマ・レッドを思い出す。
中島晋作

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