アルノー・デプレシャン観る
監督の出身地でもあるベルギ
ーとの国境の地ルーベの警察
署長視線のドラマ
一昔前の賑やかさも影を潜め
治安の悪化で75%が問題地
域に指定され貧困と移民の町
で起きた二つの事件が。。
放火事件と老女殺害事件
二つの事件に微妙に関わる二人の女性
デプレシャンがサスペンス映画撮るとは
思えませんでしたが事件は起きても同居
してるという意味で二人の女性の家族の
映画でサスペンス的には二人が実行した
のか否かというところ。事件は曖昧さを
残しての一応の解決という感じなので
そこに至る二人の物語かも
北アフリカからの移民の子供で生まれは
ルーベの警察署長。両親の祖国と思われ
る土地よりも生まれた地を愛し寝る間も
惜しんで働き詰めの本編も出ずっぱり
彼が関わる細かな事件をドキュメントの
様に描写する前半とレア・セドゥ登場の
二人の女性の物語に終始する後半。
本当は前半のノリのままで街の映画にし
たかったような気もするけど集客等々を
考えて後半は女優対決のドラマにしてみ
ましたかなと
二人の女性も裕福ではなく街に溶け込ん
でしまってる風なので前半のノリを引っ
張りつつでも良かったような。
女優対決の後半は場所がどこでもよくな
ってるようなのはやや残念
街にこだわって欲しかったなと少し思う