なかそん

その手に触れるまでのなかそんのネタバレレビュー・内容・結末

その手に触れるまで(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

評価は低いが好きな作品。ある意味問題作。宗教的な問題、教育的な問題、葛藤的な問題。めっちゃ悲しい気持ちになる映画。世間のイスラム教に対しての理解が追いつかず、より孤独な社会の形成をするようになって厨二病に罹った自分を思い出して辛い。5歳から入信した為に他教と自分を切り離しているのを見ていると、愛を感じられるようになって欲しいと願っちゃうよね。宗教の違う母子教育という問題があり、母も女性だから息子から拒まれてるんじゃ無いだろうか考えたり、理解し将来の為にどうするべきかとか親心が複雑そう。宗教の違いから生まれる他人との関わりや反抗期的な葛藤についての内容は宗教に関わらず今の時代を反映してて感心した。会話が苦手で気まずくて人と目を合わせられない主人公だが、宗教の違いに関係のない道徳的な面の成長が共感を得る作品だった。追記、レビューしてから気づいたけど作品名も素晴らしいと思う。
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